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「幻聴音楽会 照明の音楽II」は、内町ポンプ場周辺を舞台に、光と音楽を連動させたコンサートで、4月17日と24日に開催された。594人の市民が音楽隊・LED隊として参加することによって、ふだん見慣れた新町川の水辺の特性が際立ち、その場所の魅力を再発見することができるパフォーマンスだった。

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作家:野村幸弘

岐阜大学教育学部教授
1961年京都市生まれ。東北大学大学院博士課程中途退学。1985〜1987年イタリア政府給費生としてシエナ大学に留学、イタリア美術史を学ぶ。1994年アーティスト集団「幻想工房」を結成、「場所」をキーワードに「幻聴音楽会」などのアート・イベントの企画、芸術評論、映像制作、絵画、写真、デザイン、オブジェ制作など、多岐にわたる活動を展開。1996年ダンス評論「土方巽と日本美術」が第1回シアターアーツ賞、2002年映像作品「場所の音楽」がキリンアートアワード奨励賞を受賞。2005年横浜トリエンナーレ、2007年オーストリア「コントラステ」音楽祭、2009年ヨコハマ国際映像祭に参加。毎月1回「岐阜大学芸術フォーラム」を開催、さまざまなジャンルの人たちと交流し、「場所の芸術」を追求。

作家コメント

「幻聴音楽会 照明の音楽II」は、新町川にかかる両国橋と富田橋にはさまれた水辺一帯を舞台に、音楽とLEDの光を組み合わせた壮大なアート・パフォーマンスとなった。ここは騒音のない静かな空間と、光を映しだす水面が魅力で、わたしはそれを最大限に生かそうと考えた。そして地元の音楽家、吹奏楽団、合唱団、ハンドベルのグループ、学生、子どもたち、おおぜいの市民に参加してもらい、この場所全体が音と光で満たされることになった。春の夕暮れのひととき、色づき、華やぎ、賑わい、祝祭的な雰囲気に包まれた徳島の街で、川辺にたたずむ多くの人たちの明るくおだやかな顔が強く印象に残った。