2010-21-1

「 街の音」を素材にした作品。
日中、街のどこかで聞こえていたはずの音が「よそもの」を介して組み立てられ、
静かな夜のアーケードに流れる。
聞き慣れた日常の音が、再構成によって意識化された。

技術協力:臼井秀和(株式会社アイピーエージェンシー)

sato

作家:佐藤史治

筑波大学

作家コメント

特に印象的だったことは、初めての出力テストの日に誤って爆音を流したことです。それは単に音量ミスだったのですが、それ以上に、音を強制的に聞かせているような暴力や罪悪感を覚えました。そもそもBGMは、ある種暴力的に人の耳に介入する性質を持つものです。そのため、商店街で流れている普段のBGMは、買い物やおしゃべりに夢中になれるように、不快指数を極限まで下げています。聞き流せる賑やかさです。未だに展示するということに関して、悩んだり開き直ったりしています。しかし、このような未熟な学生に発表する機会を与えてくださった、徳島の方々にはとても感謝しています。ありがとうございました。