[34]Re-landscape/石井香菜子

[34]Re-landscape/石井香菜子

時の流れと共に変化してしまった風景を再生することで、親から子・子から孫へ記憶や歴史が語り継がれるきっかけをつくるプロジェクト。「Re」は産業の循環・水の循環・後世へ受け継がれる事を意味し、豊かな川を中心として発展した街・美しい水から作り出される染物や和紙の街・そして新しい産業の象徴として、藍蔵の建ち並ぶ風景をLED・阿波和紙・藍を用いて灯籠のように浮かび上がらせます。

石井香菜子
Kanako Ishii

◎作家コメント
160m2を越す万代倉庫の空間で、これまでで最も大きなスケールの作品に挑戦させていただき、私個人としても今後の展開を図る大きな一歩となりました。
本作では阿波和紙を藍染して阿波石の石垣と白壁の藍蔵を表現し、LEDを仕込んで灯籠のように水面に風景を浮かび上がらせ、今昔の架け橋となるような作品を目指しました。
会場では「祖母の話していた子どもの頃の風景を思い起こしました」「時間を忘れて見入ってしまいました」といった感想をいただき、ご高覧いただいた市民の皆様に少しでも還元できたのであれば作家冥利につきます。
最後に制作と展示にあたってご助力いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

◎作家プロフィール
1984年東京都生まれ。2007年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。同大学院在学時、パリ国立高等美術学校に大学間交換留学生として在籍。2010年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域修了。現在、ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてベルリン・ヴァイセンゼー美術大学に在籍中。

【主な展覧会】2005・2006年 桐生再演(群馬)、2006年 個展「原風景」(Gallery DEX/神奈川)、2006・2007・2008・2009・2010・2012年 ワタラセアートプロジェクト(栃木)、2009年 町中アートプロジェクト(東京)、2009年 No Man’s land ?MEMENTO VIVRE / MEMENTO PHANTASMA-(在日フランス大使館/東京)、2010年 個展「ある眺め」(MUSEE F/東京)、2010年 個展「うつしよ」(R2/千葉)、2011年 BankART LIFE 3 新・港村(新港ピア/神奈川)、2011年 アートラインかしわ(千葉)、2011年 White Light / White Room(GALLERY SPACE 23℃/東京)、2011・2012年 Light room(山手234番館・大倉山記念館/神奈川)、2012年 個展「逃げ水のような」(ギャラリー零∞/東京)、2012年 36.9℃(銀座西欧ギャラリー/東京)、2012年 inter:sections(関西日仏学館/京都)、2012年 Unknown Life(早稲田スコットホールギャラリー・Under Ground/東京)、2012年 KYÔ(ブザンソン・フランシュコンテ高等美術学校/フランス)

作品詳細

表現手法 屋内展示