2013 ARCHIVES
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”TLT” (Tokushima LED Terakoya)宇宙手芸展
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ナイトクルージング-光の航跡
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“TLT” (Tokushima LED Terakoya)THE BIG PICTURE
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かがり火
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Play
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ヒカリのキリュウダマ!!
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A Scanner Darkly
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閃光
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Emitting Scratch/Fog
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ひかり場
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未来への種
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Echoes Link(共鳴の輪)
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虹の雲
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étude
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Under the Camphor tree
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ゆうきがあれば見られる木
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the blink stone
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TAKE place
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アワオドル
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アワ踊ル
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Full Colors Rectangle 137 Dots
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Another Moon Tokushima
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Lightflow structure
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きらめきの風
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ヒカリノハコ
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つづく&みんなのつづく
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星空の場所
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invisible inaudible/aiding
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Re-landscape
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OSMOSIS(オズモシス)
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想い
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The Lightning PIYOPIYO
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Light of Life
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縄文の光 2013
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三日月 0854
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アート細胞の細胞分裂
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under blue moon #04
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地上の星
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残照
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交錯/一点と全点
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しらさぎ
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ガラスの森
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fluorite
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しるし
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STAR AND DAY, O.K. GOOD THEATRE
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spot
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a store
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しょうもないコーラス
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about 10 days
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aurora
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実りの湯
”TLT” (Tokushima LED Terakoya)宇宙手芸展
日本では理系と文系に早く分ける教育があたりまえになっていますが、アメリカでは1960年台に一般大学のなかにアートやデザインの学科を設けることで人材を融合させ、アイデアを形にする仕組みを準備しまっした。シリコンバレーの成功。スタンフォード大学のDスクールやIDEOという会社の成功の影に、この政策変更があったことを知る人は多くありません。この宇宙手芸はイタリアで開発されたアイデアを形(アートやデザイン)にするための魔法の道具(ハードとソフトが融合した)”Arduino”を子供たちに紹介し、新しい時代の図工のあり方をみなさんで考えていただく機会にと願い、ご提案させていただきました。徳島から未来の図工が始まるといいですね。
ナイトクルージング-光の航跡
ひょうたん島を巡る船がアートに変貌します。七色に染められた航跡を引きながら、船が河川を移動します。夜のひょうたん島の散策中に出会うことのできる作品です。
[機材提供] カラーキネティクス・ジャパン(株)
“TLT” (Tokushima LED Terakoya)THE BIG PICTURE
徳島LED寺子屋のプロジェクトは、「見るだけから作ることへ」がテーマになっています。ただ見ているだけよりも仕組みが解る方がずっと楽しめますし、まして簡単なものでも作れればモチベーションはどんどん高くなってゆきます。持続可能なプロジェクトに育てるためには学びの動機がセットになっていなければ意味がありません。そこで”Arduino”を学ぶ「宇宙手芸」と、大きな絵をデジタルで描く方法として楽しめる「プロジェクションマッピング」の二本をご用意しました。私の友人であるグレッグが開発した”TOUCH DESIGNER”というフリーのソフトを使って、だれでも大きな絵が描けるんだという講習会と実践を行いました。ぜひこのソフトもみなさんで使っていただきたいと思います。
かがり火
かがり火の様に高く掲げられた照明群が、それぞれ多様な色彩をたたえパターンを生成し、フェスティバルを訪れる人々を迎えます。照明は訪れる人々の気配と、その周囲の環境変化をとらえ、刻一刻と表情を変えます。人々は、環境変化によってリアルタイムに生成される色のパターンを眺め、視覚から入ってくる情報により、皮膚で感じている風をはじめとする自然を強く意識します。また、自らが作品に入り込み、パターン作りに関与することで、人間と自然との関係をより強く感じることができる装置です。
Play
LED照明を使用し、水上で展開するダンスパフォーマンス作品。パトリック・マクドネル作『The Gift of Nothing』(おくりものはナンニモナイ)をモチーフに子供が遊ぶときの様な鮮やかな気持ちと、不思議と楽しみを光りと共に水の上で展開します。
演出/谷本みゆき
照明/筆谷亮也
音響/齋藤学
舞台監督/尾崎聡
出演/芦屋康介、佐藤恵子、高田麻里子、林衣里
ヒカリのキリュウダマ!!
みんなの気によって膨らみ、まちを転がっていくキリュウダマ。徳島ではLEDにより、みんなの手から光り出す。人と、まちと、アートにより徳島の空気が動き出し、新たな風景を作り出す参加型アートプロジェクト。
A Scanner Darkly
巨大な装置から放たれる眩しいほどの光が、ジリジリと身体を少しずつスキャンすることで、鑑賞者自身が映像に変更されてしまう、強烈な体験を得るための、インスタレーション装置。
閃光
閃きは創造の原点。閃きが閃きを呼び、アイデアをつみ重なることで、新たなモノが創り出されている。その過程はどれもドラマチックで、私たちを感動させる。本作では、閃きの衝撃を、LEDによる「閃光」を発生させることで、視覚的に表現する。この光は、人の動きにより生まれ、その瞬間、時速100km以上のスピードで、空間を縦横無尽に飛びまわる。閃光同士がぶつかり合うと強い光が灯る。これはモノの誕生の表現である。
Emitting Scratch/Fog
透明なガラス板に引っ掻かれた傷で描かれた煙の像が光によって浮かび上がります。ガラス板が重なりあい煙が漂うような見えを作ります。煙のゆらぎや在/不在の感覚を光の明暗によって作ります。
ひかり場
光を”光の量(カサ)=ポテンシャル”として準備するのが「ひかり場」です。そこには、砂場に砂がたくさんあるように、いろとりどりに変化する光が空間いっぱいに満たされています。”光の量(カサ)”に対象物を入れた瞬間の劇的な変化を通じて、光と対象物の原理を体感します。
未来への種
小さなヒカリの翼がミラーキューブの中で上下に昇降する作品。「夢や希望、叶えることのできなかった思い、それでも明日を夢見て生きる」
Echoes Link(共鳴の輪)
城山公園の一本の古木を中心に、数本の樹々に付けられた光の輪が、お互いに発光しながら繋がっていきます。
制作アシスタント:粟津一郎(ダムタイプ)
OneDot制作サポート:柳澤知明(ライゾマティクス)
サウンドプログラミング:石井通人(バッファールネス)
虹の雲
白く光る雲に足を踏み入れると、雲に映り込んだ人影が虹色に変化する不思議な空間。四国大学演劇クラブと徳島大学放送サークルが全身で光の現象を体感できる作品をナビゲートします。
[機材提供] カラーキネティクス・ジャパン(株)
étude
étudeは、藤本隆行(ライティング)、鈴木ユキオ(振付家・ダンサー)、内橋和久(作曲家・ギターリスト)による、野外ダンス公演のコラボレーションワークです。この作品では、野外に立つ巨木を軸にして円形トラスを吊り、そこに設置したLED照明から発する常に動き続ける光のもと、光景と音響とダンサーの身体が同期し一体となる、有機的な舞踏空間を生み出し、決まったことの繰り返しではなく、それぞれの軌跡が絡み合い、毎回新しいダンスを生み出しました。
Under the Camphor tree
城山公園の一本の古木を中心に、数本の樹々に付けられた光の輪が、お互いに発光しながら繋がっていきます。
制作アシスタント:粟津一郎(ダムタイプ)
OneDot制作サポート:柳澤知明(ライゾマティクス)
サウンドプログラミング:石井通人(バッファールネス)
ゆうきがあれば見られる木
空洞化した幹には倒木防止のためにコンクリートやウレタンが流し込まれます。けれど、それらの木々が持っていた美しさや雄々しさといったものはそれで補うことができるのでしょうか。いっそのこと、LEDを潜ませた半透明の樹脂を流し込むことで樹皮に似せようとするのではなく、美しいドレスを纏わせてしまってはどうか。きらきらと光る樹液のように、LEDの光は木々の生命力を感じさせてくれるでしょう。
the blink stone
気の遠くなるような時間を経て形作られた、石に内包されている記憶。ともすれば人類の歴史はおろか、恐竜の記憶、類人猿の記憶とともに私たちヒトの記憶すらも内包され、静かに眼の前に存在しています。石が内包する膨大な記憶の時間軸の中では、人の一生はほんの一瞬に過ぎません。この作品[ The blink stone ]は、その上を歩く人の足元で静かに光を放ちます。その光は、連綿と続く時間軸の中に、一瞬でも確かに人が介在する生の痕跡を表します。
アワオドル
阿波おどりの躍動感を泡で表現したインスタレーション。踊る人の姿をモチーフに泡を構成し、個々の泡がLEDで光る。LEDの光りは人々の情熱、リズム、高揚を表すと同時に、祭りの余韻も感じさせます。
[技術・機材提供] デジタル環境システム(株)
[協力] 徳島大学、徳島ガラススタジオ
アワ踊ル
美術作品「アワオドル」は踊り手をかたどり、フォルムのてっぺんに吹きガラスを設置し泡に見立てている。踊りは即興舞踊を用いることでその場やその時に聞こえる音、水、風、空、その場にいる人たちから受けたものを踊りにするので、同じ場を共有しているフォルムになっている踊り手が実際に人間の身体を持ったときのことを踊る。
Full Colors Rectangle 137 Dots
前回、2012年秋のSTEPは、徳島城博物館前庭に13×13=169ドットのLEDを3m×3mの正方形に配置、8パターンのグラデーションによる一周期60分の作品でした。2013年春のJUMPは、公園の池の中に同じパネル(3.5m×5.5m)を立て、137ドットのLEDを3m×5mの長方形に配置、パネル一杯のグラデーション作品にしました。縦横にグラデーションを変え、垂直に動いていく赤から、水平に紫、垂直に青、そして緑の水平グラデーションへと20分周期でエンドレスにつなげてみました。水面に映るグラデーションが思いのほかきれいでした。
Another Moon Tokushima
水中にLEDを用いて、もう一つの月を表現します。プログラミングにより月は満ち欠けし、風や散水により水面が揺らめき、表情が変化します。
[協力] (有)阿波技研
Lightflow structure
Lightflow structureはフルカラーLEDを用いて自然環境やそこで生活する人の流れを光の変化として可視化するプロジェクトです。特に風と人の流れに着目し、草木が風に揺られその風を眼で感じることができるように、風の動きを光の変化として表現するとともに、通行する鑑賞者が作品に触れることによって人の流れを光の変化とします。
きらめきの風
空の色や明るさ、風の勢いなど、時間によって異なる表情をミラーチップが映し出します。きれいにきらめくミラーチップが、川面に反射する陽の光を連想させ、昼間の来場者も楽しませます。徳島の自然の移ろいを人々が感じて楽しむ作品です。
ヒカリノハコ
ヒカリノハコは、光を感知するとLEDが光る箱です。鑑賞者が懐中電灯で光をあてるとLEDを点灯させることができます。
懐中電灯を描くように動かすことで光の軌道ができ、鑑賞者は光の線を描いているような感覚になります。「光に触れて楽しむ」というコンセプトのもと、鑑賞者とLEDが交わることで一つの作品となる、相互作用的な参加型作品です。
つづく&みんなのつづく
ひっそりといのちの呼吸をする葉っぱ。そこから飛びたつ葉っぱのくつは、これから何処へむかうのか。LEDという英知を携え、人は自然とともに生きる道を模索する。模索したい。(3Fでは市民のみなさんが作った葉っぱ達が列をなし、人をつなぐひとつの大きな作品「みんなのつづく」を展示)
[技術提供] デジタル環境システム(株)
星空の場所
真っ暗な広場に、雲に見立てたぼんやりと発光するベッドを並べます。まるで夜空に浮かぶ雲に乗っているような感覚。夜空を見上げて輝く星々をただ眺めてみる。そんな時間を作ります。
[技術・機材提供] 飛行船ネットワーク(株)
invisible inaudible/aiding
現代の私たちの生活は、数多くの”見えないもの””聞こえないもの”に囲まれて生活をしている。wifiや携帯の電波、紫外線や赤外線、そしてまた、昨年の3.11以降、大きく問題になっている放射線など、”見えないもの””聞こえないもの”に日常的に取り囲まれれているにもかかわらず、我々はほとんどそれらを知覚することはできない。
このインスタレーションではそれら”見えないもの””聞こえないもの”を視覚化、聴覚化し、直感的に体感してもらう作品です。
Re-landscape
時の流れと共に変化してしまった風景を再生することで、親から子・子から孫へ記憶や歴史が語り継がれるきっかけをつくるプロジェクト。「Re」は産業の循環・水の循環・後世へ受け継がれる事を意味し、豊かな川を中心として発展した街・美しい水から作り出される染物や和紙の街・そして新しい産業の象徴として、藍蔵の建ち並ぶ風景をLED・阿波和紙・藍を用いて灯籠のように浮かび上がらせます。
OSMOSIS(オズモシス)
家庭で使われていた様々な時代や国のランプシェードを使ったインスタレーションです。それぞれのランプシェードには、各家庭の歴史や物語があり、それがパブリックな空間で一つのアート作品となったとき、独自の環境を生み出します。サイト・スペシフィックなこの作品は、床と天井の鏡と光のシリンダーで構成され、アートと地域コミュニティが生み出すエネルギーや交流を表現し、ランプシェードを提供した人は作品そのものに参加したことになります。また、「オズモシス」は鑑賞と対象となるだけでなく、ダンスやパフォーマンス、ライブミュージックの舞台としても利用されます。
想い
LEDの魅力は変幻自在の光のファンタジア!
身近に置いて楽しめるライティングアートです。
今回の「想い」は、和紙で、折り紙で、古典的な手法に、
現代の「光」を組み合わせてみました。
The Lightning PIYOPIYO
この作品は、木箱の中にヒヨコが
ひしめくように入っている。
そしてそこにはヒヨコたちの幼い可愛らしさと
力強い生命力の息づきが
箱一杯に詰まって輝いている。
Light of Life
手で描いたような光を作りたいと思いました
ファイバーの端部は光の反射で多様な表情を生みます
包み込むことで、より内部で反射させます
外部空間に置かれることで、ある情景をつくります
縄文の光 2013
縄文時代の研究から縄文人の文化・生き方が
日本未来を考えるうえで大切だと思う。
平均寿命は、30才もない。戦いのない豊かな社会らしい?
縄文人は、何を考えどう生きたのか・・・
作品から感じて欲しい。
三日月 0854
アニメ、イラスト、プロダクションタイトルに見られる
幻想の三日月を立体化した。
現実の月は凸面だが三日月部分だけを反転して、凹部、
内側に刻み、その部分のみを狭角LEDで照明した。
アート細胞の細胞分裂
細胞を構成する核と細胞膜を五角形の12面体で表現し、7色に変化するLEDを核小体に見立てた。
あたかも細胞分裂がこれから始まる様、その瞬間を表現してみた。
under blue moon #04
月をテーマとした歌の歌詞を引用した鉄の文字を素材に作られた球体より発する光により空間全体に文字の影を映し出す。
「fragile」をキーワードに制作。少し何かが足りていない不完全さ、未完成さに美しさを感じることがある。
地上の星
水星・火星・月・そして我が地球をイメージしました。
球体中心部に埋め込んだ数個のLEDが発する透明度の
高い光と、昔からある色とりどりのガラス玉との共演で、
神秘的でアートな世界を表現しました。
残照
黒い箱のセンサーに光を当てることにより、
箱の中に盛り上げた蓄光素材の中のLEDが光ります。
LEDが消えると蓄光素材に蓄えられた青い光が
ゆっくりと消えていきます。
光の残照を楽しむことが出来る作品です。
交錯/一点と全点
卵を模した素材を異なる色の光で照らし、
ひとつとして同じ生命はないということを表しました。
またある角度から見ると言葉が現れ、鑑賞者に美しく輝く
生命を持ち合わせていることを感じさせます。
しらさぎ
竹細工とLEDのコラボ作品
吉野川をメインに背景に眉山を配置
川には高欄照明が特徴的な阿波しらさぎ大橋、
しらさぎ、シオマネキ、しらすうなぎ漁、陸上では阿波踊り、
眉山には色変わりする阿波SKYタワー
ガラスの森
ガラスの中にLEDの光や影、反射効果の試行錯誤を重ね、森の清々しい空気を表現。
fluorite
「和」を強調しながらも、控え目であり
バラエティーに富んだ光の提供を試みました。
※Fluoraiteは「天才の石」と称されるパワーストーンの事です。
しるし
かつてそこにあったものに、もう一度光をともします。くるくるまわる広告塔は、光の帯をともなってとまってしまったその場所を、ふたたび動かすしるしになります。
STAR AND DAY, O.K. GOOD THEATRE
知っているけど忘れてて、覚えているのに気付かない。さっきのそこのいつもなら、いつかのどこかのだれかなら。ヒルネタリウムに映し出す10日間だけの日常観測。
spot
商店街にある5つの店舗。<それぞれの象徴的なモノで構造体を制作。ひとつひとつの店舗という場へ注目するかのように光を照らす。普段見慣れたモノから、そのモノ、その場への意識を促す。
a store
空き店舗に架空のスーパーをつくりました。ポッキーのバーコードはポッキーで、アスパラガスのバーコードはアスパラガスで。「購入」という行為をバーコードで管理する現代、日常は「購入」で溢れ返っている。バーコードスキャナには赤色LEDが使用され、POSシステムによって人の購入行為を管理する。本当に購入するのは、商品情報か商品か。
しょうもないコーラス
突然始まるコーラス。徳島名産のすだちたちが愉快にコーラスをします。プロジェクションマッピングとコマ撮りアニメーションの融合。
about 10 days
浮かんでは消えていくもの。積み重なっていくもの。淡く儚いものだけれど、思い出は私たちの自己の根幹にあります。
これからの自分を形作るであろう、徳島での10日間の思い出を、照らし出します。
aurora
そうめんを用いた造形の試み。
どこで、どうやって作られているのか。完成した形しか知らず、消費する。
食とは循環する現象。そのすべてで形である。
[作品協力] 半田そうめん八千代
実りの湯
香る草花を収穫し、地域の水で炊く。温まった湯に身も浸し、立ち込めた香りに包まれる。食料を効率よく育てるためのビニールハウスではなくて、人間が空気を創作するための、バスハウス。あなたと自然の関係が、疲れと一緒にほぐされてゆく。